聖心女子大学では、2022年度、現代教養学部全学年共通の「グローバル共生研究XII」という科目の中に、『周産期の現場から命を考える』」というテーマの授業を、コースで計14回実施。その企画と運営をされたのは、現代教養学部 心理学科 教授の中野博子(なかの ひろこ)先生と、准教授の神前裕子(こうざき ゆうこ)先生と、出産ジャーナリストの河合蘭(かわい らん)さんですが、今回永森は、その中の1回の授業を担当させていただきました。
今の日本の教育プログラムにおいて、妊娠・出産に触れる授業といえば、予期せぬ妊娠を防ぐための性教育が主流のようですが、本来、我が子の命を授かり、産み、育てるために、人間にはどのような機能が備わっているのかを教えることが必要ではないでしょうか。『周産期の現場から命を考える』という聖心女子大学の授業のテーマは、当たり前のようで当たり前ではない命の誕生にフォーカスし、命は奇跡であることを学生たちに伝える大変貴重な取り組みです。
モリーブで提供させていただく授業は、ヘルスリテラシーの視点のみならず、ライフキャリアとビジネスキャリアの両側面から人生をイメージすることや、生き方の多様性や家族形成の在り方など、新しい知識を得て、幅広い視点で考え、自分に問いかける時間を大事に考えていく効果的なものです。
なにより、グループになってディスカッションしてもらうグループワークが鍵。この時間を通して、学生さんたちに自分事としてさまざまなケースをイメージしていただきます。実際、皆さんの表情が、ただ授業を聴いている時と比べ、みるみる活き活きと変化していきます。
終了後も、感想として、想像以上にたくさんの意見や想いをいただきました。
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