その外観からはここが病院だとは思えない、カフェのようなテラスを併設した陣内ウィメンズクリニック。建築が大好きだという陣内先生は、1年かけてこのクリニックの設計から内装までこだわって作り上げたそうです。患者さんがそこに長くいても苦にならない空間作り。流れる音楽もジャズを選び、男性も女性もリラックスして過ごせるよう、目や耳に入る細部の要素にまで配慮が行き届いたクリニックでした。
「“不妊”という言葉はあまり好きじゃないんですよ。”不“の文字を使わない”妊活“とか“望妊活動”といった言葉を使うようにしています。」と明るく話された陣内先生。言葉にはパワーがあると語る先生だからこそ、「ラブラブ・リラックス・ハッピー」という、患者さんの気持ちを少しでもほぐせるようなキーワードを大切にされているんだと感じました。
クリニックを卒業する患者さんには「婦人科系の悩みがあれば、これからもいつでもここに来てくださいね。」と伝えるそうです。その言葉は、それまでの努力が認めらえた、そして帰る場所ができた、と感じさせてくれる、まるであたたかい卒業証書のように聞こえます。
陣内先生、貴重なお時間をありがとうございました。