サードバーティー。耳慣れない言葉かもしれませんが、「第三者」という意味です。
自然に子どもができず、生殖補助医療の力を借りる夫婦が増えていますが、その中でも精子がない、卵子がない等、夫婦間ではどうがんばっても子どもを望めない方々がいます。
そして、そうした方々の中には、当事者以外の第三者の力を借りる選択をする方もいらっしゃいます。
無精子症や精子に受精能力がない場合などは、第三者から精子を提供してもらう。卵子がない、また卵子が原因で妊娠の可能性が低い場合などは、第三者から卵子を提供してもらう。生殖医療を受けたくない場合は、養子縁組といって、第三者が産んだ血縁関係のない子どもと親子関係を結ぶ等、サードパーティー(第三者)の支援を受けながら家族形成を目指す方法です。
こうした選択をされた方々の道のりは決して平坦ではなく、激しい葛藤や混乱の中、逡巡しながら自分を受け入れ、一縷の望みを模索されます。「非配偶者間の生殖医療」や「第三者からの精子・卵子提供」といった言葉のドライな響きとは裏腹に、苦悩の中希望に向かう方々のストーリーには、自他を信じる想いや、子どもへの告知に対する細心の配慮と慎重さが語られます。
ここでは、家族のつくり方はカップルの数だけあることをお伝えしていきます。
※この記事掲載は、サードバーティー支援を推奨しているものではありません。