• MoLiveについて
    • MoLiveについて
    • 法人情報
    • 代表ご挨拶
    • メンバー紹介
  • 当事者へのサポート
    • 当事者へのサポート
    • 茶話会
    • ハナセルフ
    • 不妊治療の医療機関探検!
    • ステージ別不妊治療情報
    • エールインタビュー(医療従事者)
  • ステージ別不妊治療情報
    • ステージ別不妊治療情報
    • 妊活ってなにから始めるの?
    • 不妊治療中のあなたへ
    • 男性不妊とは?
    • 不妊治療のやめ時でお悩みの方へ
    • サードパーティー支援について知りたい
    • 子どもをあきらめたあなたへ
    • 不妊で悩む大切な人を支えたい
    • 卵子凍結ってどうするの?
  • 社会との連携
    • 社会との連携
    • 企業との連携
    • 教育機関との連携
    • 医療機関との連携
  • インタビュー&コラム
    • 新着
    • 企業インタビュー
    • 教育関係者インタビュー
    • エールインタビュー(医療従事者)
    • 海外での不妊治療ー経験者コラム
    • 不妊治療の医療機関探検!
  • よくあるご質問

子どもを願う想い、叶わなかった想いを支えます MoLive

  • MoLiveについて
    • 法人情報
    • 代表ご挨拶
    • メンバー紹介
  • 当事者へのサポート
    • 茶話会
    • ハナセルフ
    • 不妊治療の医療機関探検!
    • ステージ別不妊治療情報
    • エールインタビュー(医療従事者)
  • ステージ別不妊治療情報
    • 妊活ってなにから始めるの?
    • 不妊治療中のあなたへ
    • 男性不妊とは?
    • 不妊治療のやめ時でお悩みの方へ
    • サードパーティー支援について知りたい
    • 子どもをあきらめたあなたへ
    • 不妊で悩む大切な人を支えたい
    • 卵子凍結ってどうするの?
  • 社会との連携
    • 企業との連携
    • 教育機関との連携
    • 医療機関との連携
  • インタビュー&コラム
    • 新着
    • 企業インタビュー
    • 教育関係者インタビュー
    • エールインタビュー(医療従事者)
    • 海外での不妊治療ー経験者コラム
    • 不妊治療の医療機関探検!
  • よくあるご質問
  • Instagram
  • Facebook

お問い合わせ

インタビュー&コラムINTERVIEW & COLUMN

  • 新着
  • 企業
    インタビュー
  • 教育関係者
    インタビュー
  • エール
    インタビュー
    (医療従事者)
  • 海外での不妊治療
    経験者コラム
  • 不妊治療の
    医療機関探検!

みんなが知りたい内側をリサーチ
不妊治療の医療機関探検! ー選択に迷う方のためにー

神奈川県横浜市:メディカルパーク横浜

チーム一丸となって
患者さんの気持ちに歩幅を合わせ、
今できる最善の治療を提供する
チーム一丸となって患者さんの気持ちに歩幅を合わせ、今できる最善の治療を提供する
今回取材させてもらったのは、横浜のランドマークタワーのすぐそばに構える不妊治療クリニック、「メディカルパーク横浜」です。

今回取材させてもらったのは、横浜のランドマークタワーのすぐそばに構える不妊治療クリニック、「メディカルパーク横浜」です。

院長を務めるのは、菊地盤(きくち・いわほ)先生。古巣の順天堂大学医学部附属順天堂医院や同浦安病院で、子宮筋腫や卵巣嚢腫、子宮内膜症など婦人科疾患の腹腔鏡手術の腕を磨いた、腹腔鏡治療のエキスパートです。

その技術と、不妊治療にも従事していた経験が、不妊治療や産婦人科診療を行う「メディカルパーク湘南」の田中雄大理事長の目に止まり、2019年、桜木町にオープンした、腹腔鏡手術と最新の生殖補助医療技術を融合させた不妊治療クリニック「メディカルパーク横浜」の院長に抜擢されました。

菊地盤院長と言えば、卵子凍結の必要性にいち早く着目し、順天堂大学医学部附属浦安病院時代に千葉県浦安市の未受精卵の凍結保存プロジェクトに関わった医師として、知る人も多いことでしょう。

不妊治療の保険適用が始まり混乱する現場において、先見の明をもつ菊池院長、そして菊地院長を筆頭とするチーム「メディカルパーク横浜」のスタッフは、日々、どんな医療や看護を提供し、どんな想いで患者さんと接しているのでしょうか。

患者さんのストレスは、可能な限り取り除く

まず紹介するのは、開院当初から在籍する舟生浩子(ふにゅう ひろこ)看護師です。舟生看護師は「メディカルパーク湘南」時代から務めるベテラン看護師。「メディカルパーク横浜」の立ち上げに伴い、看護のリーダーとして同院へ異動し、同院の看護風土をゼロから築き上げてきました。

(患者さんだけでなく、看護師ひとりひとりに心を配り纏め上げる包容力は、長年の看護経験から培われたもの)

「ここを立ち上げたときから看護師に伝えているのは、“とにかく患者さんに寄り添う”こと。不妊治療を始めようとする患者さんは大きな不安を持っていらっしゃる方が多いので、処置室に入ったときにいきなり怖い顔した看護師や、つんとした看護師がいてはたまらないですよね。常に笑顔でお迎えして、患者さんの声にしっかり耳を傾け、限られた時間のなかでもなるべく一人の患者さんと関わる時間を長く取る。そんな看護をしようと、当初から看護師には言い続けてきました(舟生さん)。」

(忙しい時間が続く中でも、落ち着いてしっかりと確認作業をする場は清々しい空気が漂う)

患者さんの不安とストレスを、出来る限り緩和したい。そのためには、看護師自身がストレスを抱えることがないよう、舟生看護師は、休み時間などにできるだけスタッフの話に耳を傾け、雑談を交わすことで、なんでも相談しやすい、働きやすい職場になるよう心掛けているそうです。

また、舟生看護師は、こうした患者さんへの接し方に気を付けるというだけでなく、たとえば待ち時間をなるべく短縮できるよう予約システムを改善する、1~2時間以上待たせてしまうときは、医師の診察が終わったあと滞りなく看護師の話や会計へと繋げるよう心掛けるなど、診療のオペレーションにも最大限配慮してきました。

そこに多大な貢献をしているのが、クリニックの看板ともいえる、受付スタッフです。受付部門の主任を務める今川果奈(いまがわ かな)さんによると、その日の受付の担当者は必ず、当日予約が入っている患者さんのリストと、該当するカルテにすべて目を通すようにしているそうです。

「たとえば、ホルモン値を調べるため採血を先にしたほうがいい方はすぐに採血に回せるよう、来院した患者さんがなるべくスムーズに動けるように朝一で全患者さんの来院目的を確認するようにしています。また、生理のタイミングによっては、来院されても検査ができないといった患者さんもいらっしゃいます。そんなときは菊地先生に確認し、来院日をずらしたほうが良い場合は早めに連絡を差し上げることで、患者さんが余計な時間を費やすことがないよう配慮しています」(今川さん)

(クリニックメンバーからの信頼も厚いしっかりものの今川さん)

ただでさえ不安や緊張を強いられる不妊治療。だからこそ治療へのプロセスにおいて、取り除けるストレスは最大限取り除く。患者さんにとっては目に見えづらい配慮かもしれませんが、実際には、こうした施設側の姿勢がスムーズなオペレーションに、ひいては患者さんのストレス軽減に大きく反映されているのです。

「ここまでしている受付はほかにあまりないと思います」と、今川さんは控えめながら、自信を持って語ります。

「保険適用になったことで、体外受精に挑戦される患者さんが増えているなかで、たくさんの方に安心して来院していだけるクリニックになれたらと思っています。患者さんにとって、話しやすい、質問しやすい雰囲気を作っていきたいです」

こう話す今川さんのネームプレートには、「お気軽にお声がけください」という自筆の文字が、そっと添えられています。

(胸元のネームプレートには、各自それぞれの患者さんへのメッセージが書かれている)

患者の心境に寄り添い、歩幅を合わせる

妊娠判定の結果によっては、感情が大きく揺れ動く不妊治療。そんな患者さんの喜びも、辛さも、舟生看護師はじめ、現場のスタッフは開院以来ずっと受け止めてきました。

「ご夫婦で来院されて、検査の結果にとてもショックを受けられた奥様が、旦那さんに支えられるようにクリニックをあとにする。そんな姿を見ると、すごく胸が締め付けられます。何年いても慣れることはありません。でも、そうしたご夫婦が、長年治療を続けられ、ようやく授かったお子さんを抱いてクリニックに報告に来てくださることもあって。そんなときは本当に嬉しいです」(舟生さん)

(舟生看護師は、自らのポリシーをメッセージに)

松田怜子さん(43歳)と、松田ケネスさん(38歳)ご夫妻は、同院にとって印象的なお二人です。

怜子さんがメディカルパーク横浜に通院するようになったのは、怜子さんが40歳のとき。実は怜子さんは高校生のときに脳腫瘍を患い、治療のため脳下垂体を摘出した経験があります。その治療の影響で排卵に支障を抱えており、妊娠には不妊治療が不可欠でした。

(菊地院長にたどり着くまでのさまざまな苦悩を語る松田ご夫妻(オンラインにて))

このため怜子さんは38歳でケネスさんと結婚すると、すぐに地元の大学病院で不妊治療を開始。ところが、二人はある事情を抱えていました。当時、旦那さんのケネスさんは日本国籍ではなかったため、ケネスさんが日本に帰化したうえで入籍することを予定していましたが、そのための手続きが諸事情で滞ってしまい、しばらく事実婚の状態が続いていたのです。

「通っていた大学病院では、事実婚状態のカップルには体外受精は行わないという方針でした。毎日卵子を育てる治療をして、ようやく排卵できる状態になっても、できるのは人工授精だけ。しかも私は15歳からずっと排卵していないので、卵巣刺激剤を使うと卵子ができ過ぎてしまうんです。このため弱い薬を使いながら数個の卵子を育てざるを得なかったのですが、今度はその薬の影響でなかなか子宮内膜の状態が整わないとったことが相次いで。2年間治療を続けましたが、医師も私も行き詰まっていました」(怜子さん)

そこで、怜子さんとケネスさんご夫妻は、「他のクリニックなら体外受精をしてくれるかもしれない」という医師のアドバイスを受け、転院を決意します。

「実はこのとき、同時に医師から“あなたの持病と年齢と、事実婚という状況だと、転院しても断られるかもしれませんが”という言われ方をされてしまったんです。治療への熱意も感じられないし、この言葉を聞いて、この病院に任せる気持ちがなくなってしまって。それで他をあたることにしたのです」(怜子さん)

メディカルパーク横浜に電話をしたのは、「自宅から近かったし、開院間近だったので、まだそこまで混んでいないだろうから」という、怜子さんの軽い気持ちからだったそう。でもこれが、お二人と菊地先生との運命の出会いとなったのです。

「電話で簡単に事情を説明したら、菊地先生が電話を代わって話を聞いてくださり “あなたの事情であれば、体外受精は必須でしょうね。うちでよければお手伝いしますよ”と言ってくださったんです。この言葉が決め手になって、菊地先生にお願いすることにしました」(怜子さん)

不妊治療の先のことまで考えてくれた

この記事の取材途中に、菊地院長に「先生にとって、名医とはどんな医師ですか?治療成績を追求する先生ですか?それとも、患者さんの気持ちに親身に寄り添う先生ですか?」と質問させてもらうと、こんな答えが返ってきました。

「それってどちらかを選ばなくてはいけないものですか? だってそれは両立できるものでしょう。患者さんに寄り添う努力もして、成績を上げる努力もする。両立できることは両立できるように努めるのが医師だと思います」

(ビニール越しのインタビュー。ご自身の信条を淡々と且つ熱く語られる菊地院長)

松田さんご夫妻がメディカルパーク横浜で受けた不妊治療は、きっとこの言葉通りだったのでしょう。なんと2年後、6回目の受精卵移植でついに念願の赤ちゃんを抱くことができたのです。

ですがこの間、決して治療はスムーズにいったわけではありませんでした。4回の流産、多嚢胞性卵巣症候群など心身ともに非常に辛い経験をし、最終的には着床前診断も受けました。怜子さんのカルテ番号は634。気が付けば周りには3000番台の患者で溢れ、自分だけが取り残されているという焦りや不安による怜子さんの心の浮き沈みは、相当なものでした。

「でも、看護師さんが、まだ100番台の方も頑張っていますよと、温かい声をかけてくださって。とても救われました。それでも正直、5回目の移植が残念な結果に終わったときは心が折れてしまい、成功するイメージがまったく湧かなくなっていました。そんなとき菊地先生が私の心境を察して、気持ちを整える時間として、次の移植までのインターバルを設けてくださったんです。まるで私の気持ちに歩幅を合わせてくれているようでした。その時間があったことで、気持ち的に“よし!”と前向きになり6回目の移植に臨むことができたんです。」(怜子さん)

旦那さんのケネスさんも、治療当時を振り返ります。
「僕が菊地先生のことをすごいと感じたのは、通い始めてまだ間もない頃のことです。自分たちがどうすれば日本で法律婚ができるか、先生にとってはまったく畑違いのことなのに、いろいろ手続きのことを調べてくれていたんですね。まだ関係性も浅いのに、そこまで調べてくれたことにとても感動しました」

(「出産前、凍結受精卵の更新手続きで再訪した際、受付の今川さんから小さな声で『(出産)頑張ってくださいね』と声をかけられたことが、今も心に残っています」と怜子さん  写真:ご本人提供)

怜子さんが続けます。「そうなんです。菊地先生は、子どもを授かるだけじゃなくて、授かった子が、その後よりよい環境で幸せに育つようにという気持ちを持っていらっしゃった。そこまで考えて不妊治療をされていることがすごいと思いました」

(「菊地院長に授けていただいた」と口を揃える松田ご夫妻の溢れんばかりの笑顔)

胚培養士の人格=技術力

患者さんにとことん寄り添いながら、今できる最善の治療を提供する。怜子さん、ケネスさんご夫妻に嬉しい結果がもたらされたのは、クリニックのホスピタリティだけでなく、確固たる技術力があったからこそです。そこで医師、看護師、受付スタッフに加え、チーム「メディカルパーク横浜」のメンバーとして不可欠な部門が、胚培養士チームです。

胚培養士は、患者さんから採取した卵子と精子を受精させ、子宮に戻す段階の「胚盤胞」にまで育てる一連の作業を担い、その技術力次第では不妊治療の成績をも左右する、不妊治療の要です。

菊地院長は、不妊治療の過程で胚培養士の技術力をとても重要視しています。現在、同院の培養室の室長を務める長崎貴幸(ながさき たかゆき)さんも、「メディカルパーク湘南」で研鑽を積んできた、ベテラン胚培養士です。

(長崎さんの強い探求心は、患者さんの卵子と精子を預かる責任と自負から)

「胚培養の世界は、いかに結果を出すかが一番の肝になりますが、どうしても卵子や精子の遺伝子レベルの影響を受けるため、難しい領域といえます。そうしたなかで、我々がどう貢献できるか。日ごろの卵子や精子、受精卵の扱い方や温度管理をはじめ、なるべく卵に負担がからないよう最大限配慮していますし、治療成績も常に意識しながら、自分たちの力量が少しでも上げられるよう努力しています」(長崎さん)

胚培養に関する学会発表には絶えずアンテナを張り、もし現状のものよりもよい結果を導く検査技術や培養液があれば、菊地院長に提案し、採用してもらえるよう働きかける。こうした積極的な情報収集やプレゼンテーションはもちろんのこと、長崎さんは、仕事への向き合い方にも妥協がありません。

「緻密で繊細な作業のため胚培養士は手先の器用さが求められますが、たとえ不器用でも、日々の練習次第、仕事への意識次第で、個人の技術差は埋められるもの」。これが、長崎さんの考えです。そして何より、患者さんや、患者さんの卵子や精子に対する敬意を忘れてはならないと、長崎さんは言います。

「胚培養士と話せる機会があったら、自分たちの胚の管理やフォローアップについて、誠意をもって対応してくれたか、丁寧に説明してくれたれかどうかを見極めてください。もし、培養士の人柄に納得できるものが感じられたら、それはある程度技術にも反映されていると思います」

(長崎さんの胸元のネームプレートには、培養士として大事な想いが書かれている)

なお、メディカルパーク横浜では胚の説明については基本的に菊地院長が行いますが、患者さんからより詳しい胚培養の状況を知りたいという希望があれば、培養士が個別に対応しているそうです。

保険診療という制限のなか、いかに成果を出すか

患者さんへの厚い誠意を持つチーム「メディカルパーク横浜」のスタッフたち。そのトップである菊地院長は、先にも触れましたが、腹腔鏡手術の技術と、不妊治療の技術を併せ持つ、数少ないドクターです。

(腹腔鏡手術の技術と不妊治療の技術を併せ持つ医師は少ない)

排卵や着床に影響を与える卵巣嚢腫や卵管水腫、子宮筋腫や子宮内膜ポリープなどがある場合は、手術と不妊治療を併行して行うのが、理想です。外科手術の前に予め採卵しておけば、治療後、スムーズに移植へと繋げることができるからです。特に高齢妊娠になればなるほど、手術によるタイムラグが妊娠力の低下につながるため、婦人科疾患の担当医と、不妊治療医の連携は欠かせません。また、手術をするにしても、その後の妊娠を見据えたうえで、できるだけ侵襲の少ない腹腔鏡手術を行うことが必要になります。

ですがこうした連携や体制は、設備や人材が揃う総合病院や大学病院でしかなかなか実現しないものです。それをクリニックで実践できているという点は、患者さんにとって非常に大きな恩恵です。

こうした菊地院長の技術力こそが、開院以来、患者数を増やし続けている大きな強みの一つ。ですが、実際に取材を通して一番伝わってきたのは、チームをまとめる菊地院長の、同院をどんなクリニックにしていきたいのか、という強い気持ちでした。

たとえば、看護師の舟生さんも、受付の今川さんも、培養士の長崎さんも、話の端々に「菊地院長にならなんでも話せる」と熱い信頼を寄せていたのが印象的でした。改善に繋がることなら、どんな意見にも耳を傾けてくれると。

(患者の手をしっかり握ってくれる人情と、屈託のない笑顔。菊地院長ファンが多いのも頷ける)

松田さんご夫婦もこう話してくださいました。
「仮に残念な結果に終わったとしても、悔いは絶対残らなかったと思います。途中で転院を考えたことも一度もありませんでした。そう思えたのも、スタッフの方々に親身に寄り添っていただき、何より菊地院長から納得のいく治療を受けられたからこそです」

2022年春から不妊治療は保険診療がスタートし、大きな転換点を迎えました。これまで自由診療で行ってきた不妊治療が保険診療になじむのかどうか。さまざまな議論がなされ、当初は現場から困惑の声も多く聞こえてきました。

ですが、菊地院長は保険診療を前向きに捉えています。「使用できる薬が制限されるなど、保険診療による制約は確かにありますが、一方で、どこに住んでいても、一定レベルの治療を同じ自己負担額で受けられるメリットもあります。今は現状のなかでいい結果を出していくことが、我々不妊治療医の使命である」と。

「今後見直しされる可能性もありますが、現時点では採卵の回数に制限は設けられていません。だからこそ、いかにいい卵を採り、グレードの高い受精卵を戻せるか。当院では、なるべく質のよい受精卵が育つよう、採卵を重ねていい卵が採れるよう注力して、治療成果に結びつけています。

保険診療が足かせとなって、これまでのような治療ができなくなったと嘆く先生もいらっしゃいますが、厚生労働省は、不妊治療を保険適用として、そして多くの方に妊娠してほしいと願っています。その思いを我々現場の医師が汲み取って、いかに保険診療で妊娠させるかが、僕たちの役目。今できることを最大限やって、最善の治療をさせてもらうのが、当院のコンセプトです。

あと、もし今通っている治療施設が合わないなと感じたら、転院しやすいのも、不妊治療ならではだと思います。外科手術は、一度手術をしたらなかなか“次”とはいきませんが、不妊治療は周期ごとに治療施設を変えられる。多くの患者さんが、限られた回数のなかで納得のいく治療が受けられることを願っています」(菊地院長)

今年で開院4年目を迎える、メディカルパーク横浜。不妊治療の未来にも目を向けつつ、菊地院長はじめスタッフ一人ひとりが持てる力を結集し、今日も患者さんに最善の治療とホスピタリティを届けています。

聞き手 内田朋子(医療ジャーナリスト / ライター)
永森咲希(一般社団法人MoLive代表)
構成・執筆 内田朋子
写真 永森咲希
取材日 2022年11月7日(メディカルパーク横浜の皆様)
2022年12月5日(患者 松田様ご夫妻)

子どもを願う想い、叶わなかった想いを支えます MoLive

MoLiveについて
  • 法人情報
  • 代表ご挨拶
  • メンバー紹介
社会との連携
  • 企業との連携
  • 教育機関との連携
  • 医療機関との連携
当事者へのサポート
  • 茶話会
  • ハナセルフ
  • 不妊治療の医療機関探検!
  • ステージ別不妊治療情報
  • エールインタビュー(医療従事者)
インタビュー&コラム
  • 新着
  • 企業インタビュー
  • 教育関係者インタビュー
  • 不妊治療の医療機関探検!
  • エールインタビュー(医療従事者)
  • 海外での不妊治療ー経験者コラム
妊活・不妊治療の ステージ別お役立ち情報
  • 妊活ってなにから始めるの?
  • 不妊治療中のあなたへ
  • 男性不妊とは?
  • 不妊治療のやめ時でお悩みの方へ
  • サードパーティー支援について知りたい
  • 子どもをあきらめたあなたへ
  • 不妊で悩む大切な人を支えたい
  • 卵子凍結ってどうするの?
その他
  • サイトマップ
  • よくあるご質問
  • 新着情報
  • メディア掲載
  • プレスリリース
  • お問い合わせ(当事者の方向け)
  • お問い合わせ(法人その他の方向け)
  • 茶話会お申込み
  • 利用規約
  • プライバシーポリシー

プライバシーポリシー 利用規約

©Molive. All Rights Reserved.