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「最先端の医療で最短の妊娠を目指す」
はらメディカルクリニックは
いつまでも患者に慕われるクリニック
「最先端の医療で最短の妊娠を目指す」はらメディカルクリニックはいつまでも患者に慕われるクリニック

最新技術よりも
「基本の所見」を大事にする

JR山手線、中央総武線の代々木駅から徒歩5分にある、1993年創業の不妊治療施設、「はらメディカルクリニック」。

創業したのは前院長の原利夫先生で、原先生は日本初の体外受精凍結受精卵ベビー誕生のスタッフでもあります。開院以来のモットーは、「先進医療に人間味をプラスして一日も早い妊娠を」。

残念ながら、2020年春に原先生は急逝されましたが、後任として2代目院長に就任したのが、宮﨑薫先生です。原先生が長年かけて宮﨑先生をスカウト。ようやく常勤で共に患者さんを診始めた矢先に、原先生が急逝されたそうで、この突然の悲しい出来事に何もかもが大変な状況下、宮﨑先生ご自身も混乱されたそうです。ですが、原先生の灯した火を絶対に消すまいという新院長としての固い決意を胸に、がむしゃらに頑張ってこられたそうです。

まずは、そんな院長、宮﨑先生に「はらメディカルクリニック」の治療方針を伺います。

「『最先端の医療で最短の妊娠』を目指すべく、スタッフ一丸となって最先端の技術を取り入れていますが、その大前提として最も大切にしているのが、基本となる所見です。ホルモンの状態、胞状卵胞の数、残存する卵子の数(AMH)、内膜の厚さなど一つひとつの所見を丁寧に測定して精査し、そのうえで最先端の技術を活用する。中途半端な診断の上に、最先端の技術を導入しても効果はでませんから」

はらメディカルクリニックといえば、古くは顕微授精や精子選別法、最近では再生医療を不妊治療に応用した「子宮内膜再生増殖法(ERP)」など、常に最先端の治療を取り入れ実践してきました。しかし、実際の治療においては、「所見を丁寧に取る」ことを最重要視しているという宮﨑院長。

さらに、もう一つ大事にしている点があると、宮﨑院長は続けます。

「施設によっては、単一の刺激法しか行っていないところもありますが、それだとすべての患者さんには対応できません。採卵に際しても、単純に低刺激か高刺激かというのではなく、患者さんから得られた診察所見や検査所見、患者さんのコンディション、これまでの治療歴を考慮したうえで、一人ひとり治療方針を変えていく。1回目の治療でうまくいかなければ、次は違う方法で行ってみる。一辺倒に同じ治療はしないことが当院のやり方で、これこそが早い結果に結びつくと思っています」

1回ごとに治療法を変える
オーダーメイド治療を体験

この治療方針に救われた患者さんがいます。2019年からはらメディカルクリニックに通院し、現在妊娠中のMMさん(40歳)です。
MMさんは、前院で卵管を通す手術をした後、タイミング法や人工授精を8回ほど繰り返すも、妊娠に至らず、転院を決意。職場に近いことや、説明会が頻繁に行われ安心できたこと、また、ネットで予約が取りやすいことなどから、はらメディカルクリニックに通うことにしました。

「実際に通ってみてよかったのが、採卵の度に排卵誘発剤の種類や注射のタイミングを宮﨑先生が変えてくれたこと。私の場合、毎日注射を打つとグレードの低い卵子が一つしか採れなかったので、先生が1回1回の採卵の度に薬の量を微調整してくれました。これこそオーダーメイドの治療ですよね。こちらで自分に合った治療法を提案してくれるのであれば、それを追求してみてもいいと思い、結果的に7回目の移植で妊娠に至ることができました」

実はMMさんを救ったのは、同院の治療方針だけではありませんでした。それは同院ならではともいえる、患者さんへのきめ細かなカウンセリングサービスです。

「転院して3回目の移植手術で妊娠判定をもらったのですが、流産をしてしまって。以前にも自然妊娠で流産した経験があったので、精神的にかなり参っていたのですが、流産した患者へのカウンセリングを受けられるということで、受けてみました。今まで流産したことを友人などに話したことはなかったのですが、初めて自分の気持ちを吐き出せて、ずいぶん気持ちが楽になったのを覚えています。そしてその場で、カウンセラーさんから不育症についてのサジェスチョンを頂けたことが、その後の治療の大きな転機になりました」

はらメディカルクリニックでは、看護師による、診察後に分からないことが聞ける「看護師10分相談」や、胚培養士に受精卵や移植のことを相談できる「振り返り相談」、また、公認心理師や不妊カウンセラーによるカウンセリングなどがあり、選択肢の多い相談体制が準備されています。

このときMMさんが受けたのは、流産後の患者さんに対するカウンセリングでした。カウンセラー自身も流産を繰り返す「不育症」で苦しんだ経験があるという話を聞き、このカウンセリングをきっかけに、MMさんははらメディカルクリニックの治療と並行して、不育症に強いクリニックで治療を受け、妊娠の可能性をより高めることができたのでした。

一回一回のやりとりを大切にすること。
「お大事に」だけでは終わらせない。

「患者さんの声に耳を傾ける」。
これは、はらメディカルクリニックのスタッフ全員が患者さんに対して徹底している姿勢だと、看護師長の外塚美枝さんは言います。

同院では無料の相談やカウンセリングの機会が設けられているのが特徴ですが、看護師による10分相談もそのひとつで、5年以上前に看護師側の提案によって出来上がったサービスです。

「当時、患者さんからのアンケートで、前院長の原先生の活舌が悪くて内容が聞き取りにくい、忙しそうで質問しにくい、という声があったんです(笑)。そこで、1回の治療に不満や不安なく帰っていただくにはどうしたらいいかと考えたときに看護師間で出たアイデアが、“看護師10分相談”でした」

最後の会計の際、希望する患者さんはだれでも、会計機のボタン一つで、10分相談を受け付けることができます。この10分相談では、医師から聞いたことがよくわからなければ、改めて看護師から説明を受けることができ、また新たな疑問も、あればなんでも質問することができるというものです。

ただでさえ忙しい看護師さんが、こうしたサービスを行うことに、内部から反対する声はなかったのでしょうか。

「患者さんがどれだけ時間やお金をかけて通院されているか、皆よくわかっています。患者さんの想いや状況を考えると、嫌という看護師は一人もいませんでしたよ」

外塚さんは続けます。

「10分相談に限らず、スタッフ一人ひとりが常に患者さんの疑問を解消し、通院時間が無駄になることがないようにと心を配っています。たとえば、患者さんにお薬を渡す際や、帰り際の会計時、必ず『今日のご不明点はないですか』とお声がけするようにしています。すると、患者さんのほうから『この正常値ってなんでしょうか』 など、なんらかの質問が返ってくるんですね。 『お大事に』だけでは決して終わらせず、患者さんと接する1回1回の機会をスタッフ全員で大切にしています」

ちなみに外塚さんは以前、はらメディカルクリニックで不妊症看護にあたっていたのを一度辞め、再び同院に戻ってきたという経緯があるそうです。

「不妊症の看護以外のスキルも身に付けたいと思って一度職場を変えましたが、やはり、不妊治療の現場にいた頃のやりがいを思い出して戻ってきました。不妊治療は、新しい技術を学ぶため日々研鑽が必要ですが、同時にうまくいかなかった方をどう見送るかがとても難しく、唯一の正解がない部分です。でもだからこそ、看護師の自分に何ができるかを最も考えさせられる場なんです。診察の時間はどうしても限られるので、医師とは違った立場、距離感で、ここでは何でも心のうちを話していいんですよという雰囲気、場所を提供するのは不妊治療に携わる看護師の大切な役割。もちろん最終的に治療の卒業などを決めるのは患者さんですが、患者さんの歩みに少しでも寄り添いたいと思っています」

不妊治療看護を生涯続けると、外塚さんは心に決めています。

「シンプルに考える。
患者さんのことを想い、“動きたい”と湧く気持ちを」

こうした患者本位の姿勢は、看護部だけに留まりません。患者さんが最初に接する場所であり、クリニックの「顔」である受付もまた、熱い想いを抱き、日々の業務にあたっています。

「不妊治療に通われる患者さんは、気持ちがどうしてもマイナスに向かわれていることが多いですよね。ですから、なるべく患者さんの心情に寄り添い、どういったご案内をすればよいだろう、表情や声掛けは適切か、など常に意識してお声がけするようにしています」

こう話すのは、受付の山口唯さんです。山口さんは、企業の受付やCAなどを経て、はらメディカルクリニックに採用され、今年で受付業務5年目になります。

一般的に「受付」と聞くと、もっぱら訪れた方の事務的な応対に終始すると思われがちですが、同院での受付業務は違います。山口さんにお話しを伺っていると、同院の受付に与えられた業務や責任はとても大きいものだということが分かります。

ときには、患者さんとの話し合いのなかで、必要と感じれば受付が検査をオーダーすることもあるそうです。

また、受付のもう一つの業務として重要なのが、クラークとしての仕事です。受付スタッフは診察室の傍らに待機し、患者さんと医師が話した内容を、同時進行でカルテに記録していくのです。治療への深い理解と、集中力が求められる作業で、同院ではベテランの受付しかクラークになれません。

このように、はらメディカルクリニックの受付は絶えず勉強が求められる持ち場であり、「週1回の受付のミーティングや病院全体のミーティングや勉強会、製薬会社の勉強会などにも積極的に参加し、日々患者さんの情報共有や、不妊治療の知識をアップデートしています」と山口さん。大変ですが、やりがいは大きいといいます。

「患者さんが妊娠して卒業されると、本当にうれしいですし、反対に、流産されたことを聞くと、涙を流して悲しむ。私が言うのもなんですが、受付のスタッフはみんな、気持ちが優しいんです。そして、“機械的ではなく、ちゃんと患者さんのことを考えて動きたい”という気持ちがある。これからも、新しく覚えることが次々増えて大変だと思いますが、患者さんのために、医師や看護師の業務がスムーズに回るよう、縁の下の力持ちとしてクリニックを支えていきたいです」

技術を磨き続けることが
患者さんのためになる

「縁の下の力持ち」である受付の方が登場したからには、同じく名脇役部門を紹介しないわけにはいきません。「胚培養」部門です。

胚培養室で働く胚培養士は、卵子と精子を受精させ、受精卵を着床前の段階の「胚盤胞」に育てるなどの作業を行っています。普段はあまりクローズアップされることはありませんが、実は胚培養士の技術力次第で胚盤胞への到達率、ひいては妊娠率が変わるといっても過言ではなく、それゆえ胚培養士は不妊治療の「心臓部」とも言えます。

年間約1300件の採卵と移植を行う同院で、胚培養室長として働く中山順樹(なおき)さんに、培養士としての技術の「肝」について伺います。

「大切な卵子と精子を扱うわけですから、まずは素早く、かつ丁寧にすべての作業を行うこと。それから、受精卵の融解作業一つとっても、最初の融解液に何分つけて、次の液に何分つけてといった細かな手順があるのですが、その手順がなぜ必要なのか、理屈を理解しておくことです。理屈を理解することで、じゃあもっとここを改善できるかなというさらなる目標を設定することができるからです」

はらメディカルクリニックの胚培養技術を客観的に評価するとどうなのでしょうか。
「患者さんの背景はいろいろですから他院との比較は難しいですが、単純に数値だけ見ると胚盤胞の到達率は高いと思います。その理由として、技術を維持するために、データを見ながら一つ一つの工程が適切かどうか、常に検討するようにしている点が挙げられます。現状よりももっとよい技術を提供するには、データに基づいた検証が大切で、今は顕微授精に用いる培養液の血清濃度を比較して、どの程度の濃度であれば効果が強まるか、検証を試みているところです」

一方で、採卵や移植を控える患者さんへの説明、相談を担うのも胚培養士の大切な仕事です。患者さんと接するうえで気を付けている点は?
「分かりやすく患者さんにお伝えすることと、メリット・デメリットについて丁寧に提示することを心がけています。
たとえば、胚盤胞まで育っている受精卵があるのに、初期胚で移植したいと希望される患者さんがいらっしゃったとすると、凍結や融解にかかる費用や時間、妊娠率などをお示ししながら、なるべく子宮への着床率が高い胚盤胞での移植を勧めるようにしています。患者さんのご希望もあるのですが、患者さんのことを第一に考えると、デメリットについてもしっかりお伝えすることが大切だと思っています」

今後は卵子凍結の融解技術の改良や、PGTA(着床前スクリーニング検査)に新しい技術を導入してみるなど、研究にも力を注ぎたいという中山さん。

「前述したように、胚盤胞での移植が理想であっても、初期胚しかない患者さんに対しては、その希望を叶えてあげられません。技術一辺倒の理想論たけでは難しいこともありますので、“われわれが最大限できること”と“患者さんが望むこと”を最適な形でつなぎ合わせることが大事で、そのためにも培養士は視野を広く持っておくことが大切だと思っています。患者さんの想いや云わんとされていることを適切に理解する力や、コミュニケーション能力もそのひとつですよね。とはいっても、そもそも技術がなければ患者さんのためにはなりません。日々の培養作業に力を注ぎつつ、同時に大きなテーマで研究課題をもち、少しでもいい方法、高いクオリティの技術を提供していきたいと考えています」

胚培養士もまた、不妊治療施設の妊娠率という重要な柱を支える、心強い縁の下の力持ちなのです。

子どもを持たなかった人のことを
強烈に覚えてくれていた

最後に、ご紹介するのは、はらメディカルクリニックを卒業されたもう2人の患者さんです。
まずは、MKさん(51歳)。MKさんは、34~44歳までの10年間、前院長の原先生のもとで不妊治療を受けていました。不妊治療を卒業されたあとは、ご夫婦で趣味を楽しみながら充実の日々を送っています。

改めて、通っていた10年間を振り返ってもらいました。

改めて、通っていた10年間を振り返ってもらいました。

「もともと何が何でも子どもが欲しいという夫婦ではありませんでしたが、とりあえず治療してみようかということで、アクセスしやすいはらメディカルクリニックにお世話になることにしました。途中、もう辞めようと思うこともありましたが、あとになって“もっとやっておけばよかった”って後悔したくないと思い、結果として10年通いました」

当時の原先生の印象はどうだったのでしょうか。

「最初は人見知りされていたのでしょうか、ちょっとつっけんどんなところがありましたが、かといって嫌な思いをしたわけではありません。通っていくうちに、次第にお互いフランクに会話できるようになっていきましたね」

治療の過程では、原先生との印象深いやりとりがあります。

「一度、移植したあとに出血したことがあって。当時、原先生は患者さんにご自身の携帯番号を伝えていて、困ったことがあったら電話してくださいと言ってくれていました。そこで電話をかけたら、その時は通じず、しばらくして “MKさん、大丈夫?”って私の自宅のほうに折り返してくださって。“いつでもかけてくれていいからね”とも言ってくださって。そこまでしてくださることに驚きました。」

そして10年。いよいよ治療を終えると決意した日、MKさんは、治療をやめる旨の手紙を原先生に手渡します。

「先生からは、本当にいいの? 本当にごめんねって言われましたね。卒業後に、クリニック主催の“不妊治療の終結の会”にゲストとして呼んでいただいた際も、原先生からまた、ごめんねって声をかけられて。きっと原先生は、お子さんを持たれた方と同じくらいか、それ以上に、子どもを持てなかった方を強烈に覚えていらしたのでしょうね。そんな先生だったから、10年も通ったのかな」
MKさんはそう振り返ります。

治療を卒業しても、「終結の会」で再びクリニックを訪れたり、このインタビューに応じてくださったMKさん。

「子どもがいるから円満、いないから不幸せという単純なものではない」
最近はつくづくそう感じながら、日々、充実した時を過ごしていると言う。
それは、MKさんが通ったクリニックが「はらメディカルクリニック」だったからだろう。
親身に治療をしてもらえたからこそ、温かく支えてもらえたからこそ、そして子どもを持てなかった患者をちゃんと想ってくれるドクターだったからこそに違いない。

自分のチームが待っていてくれる
気軽に相談できる場所

もう一人は、はらメディカルクリニックでの不妊治療で、3回目の移植で妊娠に至ったMK(38歳)さんです。
英語の先生をしているKさんは、結婚後も仕事がかなり忙しく、妊活に本腰を入れてきませんでした。そんななか、教え子の母親からはらメディカルクリニックを勧められ、結婚6年目で通院を決意します。
「実は以前にも同院のことはネット検索で知っていて、写真の雰囲気もいいし、口コミもいい。説明会への参加も押しつけがましいところがなく、通うならここだなって自分で決めていたんです」とKさん。

実際に通院してみて、どう感じたのでしょうか。
「私、不妊症と突き付けられるのが怖くて、ずっと不妊治療を避けていたところがあるんです。でも、実際に通ってみると想像していた不妊治療とはまったく違って、なんでもっと早くこなかったんだろうって思いました。不妊治療の診察って、もっとどんよりした雰囲気だと勝手に思っていましたが、そんなことはなく、前院長の原先生は、前向きにサラッと、“これがだめなら次はこうしよう”って、いろんな治療の選択肢を提案してくれたので、こちらも身構えることなく通うことができました。
治療方針を決めるにあたっても、決して一方的ではなく、上手に補足説明をしながらこちらに選択を委ねてくれる。不妊治療ってもっとベルトコンベアのような流れ作業で、冷たいイメージでしたが、受付の方や看護師さんも、みなさんが応援してくださる。もはや病院に通うというよりは、自分のチームメンバーが待っていてくれる、私の相談場所に出向くという感じでしたね」

治療途中、Kさんは、原先生の急逝により、主治医が宮崎先生に変わるという事態に直面します。不安はなかったのでしょうか。

「原先生のときにクリニックとの信頼関係を築かせてもらっていたので、そこはまったく気になりませんでした。原先生がどちらかというと気さくな先生でしたが、宮崎先生は、話し方もスケジュールもきっちり笑。でもすごく誠実で信頼がおけて、宮崎先生が提案される治療を受けてみたいと思うことができました」

こうして3回目の移植で妊娠に至ったKさん。実はKさん、出産間近の大きなお腹でインタビューを受けてくださいました。宮崎先生とはらメディカルクリニックの皆さんには、言葉では言い尽くせないほどの感謝があるので、たとえ出産直前でもインタビューを受けたい!と思ったそうです。

「この出産が無事に終わり、もう一人産みたいと思ったら?」と少々せっかちな質問をしたところ、「もちろん、はらメディカルクリニックに通います」と即答。

最後にこんなメッセージもくださいました。
「もし、不妊治療を迷っている人がいたら、もっとハードルを下げてほしいし、私がそうだったように、“気軽に相談できるクリニックもあるんですよ”というのをお伝えしたいです」

今回、3人の患者さんを含め、多職種の方々にお話を伺いましたが、はらメディカルクリニックがどのような場所なのか、おわかりいただけたのではないでしょうか。
クリニックの印象は、患者さん個々にそれぞれでしょう。必ずしもすべての患者さんが同じ思いを持つとは限りません。ですが、今回のインタビューで、患者さんが3名も登場してくださったことに、素直に驚きを感じます。

はらメディカルクリニックでは年に1回、患者さんから、クリニックに改善してもらいたいこと含めた率直な意見を集める「全患者様アンケート」を実施しています(2020年4月~2021年6月では、来院実績のある2726名に実施し260名が回答)。これを、患者さんからの意見をダイレクトに得られる貴重な機会と捉え、時に厳しい意見やクレームが書かれていても、それこそを大事にしているとのこと。集まった意見については、各部署の代表者で話し合い、改善できるものはすぐ対応しているそうで、今回さっそく改善されたのは、「中待合室の呼び出しモニターの追加」「待ち状況確認システムの導入」「マンツーマンの自己注射練習枠の新設」「入院エリアでのペットボトル飲料のお渡し」だそうです。

クリニックのマネージャーに、「その都度患者さんからのリクエストに応えていたら、大変じゃないですか。永遠に改善し続けなくてはいけないですよね?」と質問してみたところ、「患者さんに医療とサービスの両面を提供する場なわけですから、患者さんのリクエストを聞く体制づくりはマストでしょう。改善できることがあるのであれば、即改善しますよ。永遠に改善し続けていきます。」と、なんとも潔い返答をいただきました。

はらメディカルクリニックに貫かれる、患者本位の姿勢。これは働いているスタッフ一人一人のプロ意識であり、またもっとシンプルにいえば、人としてのやさしさなのかもしれません。

こうした「お客様第一」の姿勢は、一流のホテルやレストランであれば当然のことです。
ですが、不妊治療施設という、一日に大勢の患者さんが来院するクリニックで、しかも「患者と専門の医療スタッフ」という、パワーバランスが不均衡になりがちな関係のなかで実践されているというのは、まだまだ珍しいことではないでしょうか。

今後、不妊治療が保険適用となり、より多くのカップルにとって、不妊治療は身近な選択肢となっていくことでしょう。そうしたなか、技術はもちろん、医療スタッフが患者さんにどこまで寄り添ってくれるかどうかを見極めることは、より大切なことになってくるはずです。

今回登場してくださった患者さんの声からも分かるように、「納得の治療とサービスが受けられた」という思いこそが、結果に関わらず、未来へのステップに繋がると思うからです。

今回取材する機会はありませんでしたが、はらメディカルクリニックには、「メディカルサロン ツーブルーライン」という、自然補完療法(薬剤に依存する治療ではなく、自身の妊娠力を自ら高めること)を提供するサロンが併設されています。

女性が本来持ち併せている妊娠力を引き出す「一源三岐鍼」、骨髄刺激で血流改善物質を誘導し、子宮内膜着床能を高める「ボーンスクイズ」、ミトコンドリアを増やし卵の受精力・分割力を高める「インディバ」の施術を提供しており、3.2名に1名の割合で妊娠されているそうです。

現代医療のみならず、こうした統合医療によって妊娠を目指す施設。それが「はらメディカルクリニック」です。

聞き手・構成・執筆 内田朋子(ライター)
編集 永森咲希(一般社団法人MoLive代表)
写真 タカセニナ / 一部はらメディカルクリニック提供
取材日 2021年5月24日(患者 MK様)
2021年6月15日(院長 宮﨑薫先生、看護師長 外塚美枝様、患者 MK様)
2021年6月20日(患者 MM様)
2021年7月9日(受付 山口唯様、培養室長 中山順樹様)

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