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教育関係者インタビュー

「自分の身体と心を大切にする」
そのためにも「不妊の知識」は不可欠
「卵子老化」の現実が社会にようやく認知され、「子どもを考えるなら早いほうがいい」と いうメッセージの重要性が高まるなか、依然、学校教育における性教育は「不妊の知識」について踏み込んで教える機会はありません。「妊娠に適した時期を知ることは、一人ひとり が望む人生を生きるために、本来必要不可欠な知識」。長年、日本の教育現場に携わる古川 和先生はこう訴えます。
では、日本国民はいつ、どのような形で不妊教育を受けるべきなの でしょうか。学校における性教育の問題点や、今後の展望について古川先生に伺いました。

古川 和 さん

古川 和 さん

大阪外国語大学(現大阪大学)卒業(英語教員免許取得)、上智大学卒業 (学芸員資格取得)。
1992年、子どもの環境教育、科学教育の会「Teaching Kids to Love the Earth」を起業、自然体験活動を推進。2000年より、一橋大学大学院国際企業戦略研究科非常勤講師(2005年まで)。その後、株式会社アクションラーニング研究所を立ち上げ、企業のチームビルディング研修を実施。カリフォルニア大学バークレー校の体験型、探求型科学教育の手法を日本に普及し、NPO法人体験型科学教育研修所を立ち上げ、2016年まで活動(累計35万人に指導)。
2017年株式会社EHR 入社。文部科学省政策評価有識者会議メンバー他委員多数歴任、元武蔵野大学工学部非常勤講師、元東京学芸大学監事。現在、独立行政法人 国立青少年教育新興機構 理事長。

学校教育における性教育の現状とは

「避妊」や「性感染症」がメインの性教育

現在の学校における性教育は、予期せぬ妊娠を避けるために「避妊」や「性感染症の予防」が主な目的になっています。「妊娠をしないように」と避妊方法を学ぶことは重要ですが、それだけでは「子どもが欲しくなった場合、避妊しなければ簡単にできる」と誤解されかねません。男女ともに「不妊」の知識を学ぶ機会が必要だと思いますが、古川先生は今の性教育についてどうお考えですか?

日本の社会は、踏み込んだ性教育を行うことがタブー視されています。とりわけ妊娠や出産については、「若いうちは避けるべき」ということばかり強調され、女性の幸せという観点から妊娠や出産が教えられる機会はほとんどありませんでした。日本はこんなに安全で経済的にも恵まれた国なのに、世界幸福度調査をみたとき、日本の幸福度は低いことで知られています。これまでの男性優位の社会において、「女性の幸せとは何か」という教育が欠如してきたことと無関係ではないと思います。

もちろん、女性の幸せが子どもを産むこととは限りません。ですが、「望むときに子どもを持ちたい」という願いを叶えたいと思ったときのために、幼少期から学校教育や家庭教育を通し、科学的に自分の身体や性の仕組みを知っておくことは不可欠です。不妊の知識もその一つ。知識があればおのずと自分の身体と心を大切にしようと思うでしょうし、それが結果的に私たちの幸福度に繋がっていくのだと思います。

どんな言葉にも、真摯に耳を傾けてくださる古川先生。 どんな言葉にも、真摯に耳を傾けてくださる古川先生。

UC バークレー校で感じた、日本とアメリカの性教育の違い

古川先生はアメリカのUC バークレー校と連携し、科学教育カリキュラムを日本の小学校に普及する活動を行っていらっしゃいました。現地では、日本との性教育の違いを目の当たりにしたそうですね。

はい。バークレー校では体験型の素晴らしい科学教育を実践しているため、何とか日本に導入できないかと授業を何度も見学させてもらいました。向こうの授業は各先生のクラスに生徒が移動する形で行われるのですが、教室では生き物を飼っていたり、さまざまな展示物があったりと、先生のワールドそのものなんですね。そこである教室で目にして驚いたのが、避妊に関する情報が、中学生が目に触れる場所に自然に貼ってあったことです。こういう避妊の方法ではダメと説明された紙が、堂々と掲示されていることにとても驚きました。

日本はどうかとういと、自分の時代を振り返っても、性に対する話題は触れることなく育ちましたし、ましてや学校でオープンに教わる機会はありませんでした。ですから、大人になって不安なことがあれば本を開いて自分で勉強するしかなく、妊娠したときも余計な心配ばかりしていましたね。

現地の性教育はどのように行われていたのでしょう?

性教育の授業は直接見ていないのですが、科学教育の一環として身体の仕組みを教える授業を見学したとき、日本の教え方とはずいぶん違うことに驚きました。これが心臓で、胃で、腸でといった臓器の名称と場所を教えるのではなく、「人間の大事な機能の一つが消化だよね。消化を司る内臓はどことどこで…」といった具合に、呼吸器や循環器を学ぶにしても複数の臓器が関連していることや、その臓器を正常に機能させる内分泌が全身を循環していることなど、とにかく全体で捉える教え方をしていました。

日本でも単に子宮はどこで、という教え方ではなく、教科書の作り方を工夫すれば、妊娠のメカニズムや不妊の原因について、より科学的な理解を促すことができるのではと思っています。

自分の心と体を大事にする心を育む

不妊治療が注目される今こそ、教育のチャンス

教科書で教えない限り、いったい日本国民はいつ不妊の知識や妊娠適齢期について学ぶことができるのか、大きな疑問です。ですが、今の学校では妊娠適齢期を授業で教えようものなら、「女性の選択の自由を奪う」と、女性の人権擁護団体から激しい非難に合うのが現状です。かたや芸能人の40 歳を超えた妊娠報告はネットですぐに広まりますので、つい「健康で元気ならいつでも妊娠できる」と思い込んでしまいがちです。

それが日本の現状ですね。ただ、不妊治療の保険適用が議論されるようになり、不妊への社会的な関心が高まっている今こそ大きなチャンスです。なぜ、これほど不妊治療が必要な女性が多いのか。改めてその理由を考え、不妊への啓発活動を進めていくいい時機だと思っています。

女性は35 歳を境に卵子の老化が進み、妊娠しづらくなります。この事実を、早くから学校教育で教えていくことはまったくおかしいことではありません。望まない妊娠や中絶を避けることも大切ですが、望むときに赤ちゃんを産めるよう、科学的な情報を伝えることも先ほど申し上げたように、自分の身体と心を大事にすることに繋がるからです。

同時に、「今は赤ちゃんを望んでいて、妊活しています」ということを、正々堂々と言える社会にしていくことも大切ですね。いろんな状況の人がいるということを理解し、認め合うことです。

古川先生ご自身が、海外での学びを多くお持ち。 古川先生ご自身が、海外での学びを多くお持ち。

幼いうちから多様性を認め合う教育を

まさに多様性社会ですね。ちなみに性教育や多様性教育が充実しているオランダでは、赤ちゃんのころから親子による心地よいスキンシップをとても重要視していると聞きます。
それが「自分が愛されている大事な存在なんだ」と、気づく一歩になるからです。男の子だからブルーが好き、女の子だからピンクが好き、という決めつけもしないそうです。

そういえば、以前、友人の家に遊びに行ったら、3 歳ぐらいの男の子がおもちゃの人形を抱えて遊んでいたんですね。お母さんがオムツ替えてね、ミルクあげてねと言うと、ちゃんとお世話してあげるんです。その様子をみて、男の子だからって人形遊びをしてはいけないってことはないんだと改めて思いました。こうやって育つと、下の子が生まれたときにも大事にしてあげる心が育まれるでしょうし、自分も同じように優しく育てられた大事な存在ということに気づくことができます。素敵なことですよね。

男の子だからこのおもちゃ、女の子だからこのおもちゃ、というのではなく、自分が好きなおもちゃで遊べばいい。小さいうちから家庭や学校で多様な価値観で育つことで、他者を認めることや寛容性が自然と身につくのだと思います。

命あるものすべてに愛着を持ち、大事にされている。 命あるものすべてに愛着を持ち、大事にされている。

過激化するAVの問題点

幼少期からの教育が大切ということですね。一方で、最近の過激化するAVには不安を覚えます。お互いを尊重することなく、男性が欲望のままにという内容のものもあり、これが当たり前と刷り込まれないか心配です。

AVによって「性への欲求を頭で処理できる」という意見もあるため、AVそのものを否定するつもりはありません。ただ、残念ながら小児ポルノも日本がもっとも発信していると聞きますから、まずは心と体を慈しむことの大切さを伝えることが教育上不可欠です。それが自分や相手を思いやる心や自制心を養う土台となり、相手への過度な性支配や、子どもへの性的虐待の防止にもつながっていくからです。

ただ、こうした教育を家庭だけで行うのは難しく、学校の先生たちが意識的に取り組んでいくべき課題です。幸い、今はオンライン授業が急速に普及してきています。対面では伝えにくい内容でも、オンラインなら伝えやすいという面もあるでしょう。オンラインであれば家族全員でその内容を情報共有できますし、学校と家庭が連携して性教育を行うきっかけにもなるのではと期待しています。

「不妊を教えることは、自分を大事にすることに繋がる」と語る古川先生。 「不妊を教えることは、自分を大事にすることに繋がる」
と語る古川先生。

男女問わず、不妊を自分事として考える

境遇の違う人とも繋がりを持っておこう

今、不妊の原因の約半分は男性側にあるとされていますが、世間ではその事実を知らない方がほとんどです。そのため、男性側に原因があると発覚したときの男性の衝撃は大きく、その後、離婚に発展するケースもあれば、生涯にわたり精神的なダメージを受ける方も少なくありません。

不妊は昔からある問題ですが、文明が発達し、人間社会が成熟していく過程の中で、クローズされるようになりました。昔は子どもができなければ養子という考えが今より一般的でしたが、それでもなお日本は血縁を重視する傾向にあります。さらに現代では女性の社会進出によりどんどん少子化となり、若い男女が子どもを持つことへのハードルは一層高くなっています。子どもを持ちやすい制度設計や法律の改定など政治側の課題もありますが、まずは教育の問題として、女子だけでなく、当然男子にも身体と心を大事にというメッセージを伝え続けることが大切です。そうなれば、不妊の問題を男女ともに自分事と捉えられるはずです。

一方で、どんなにライフプランを念入りに練っても、環境の変化や病気など不測の事態は生じるもので、必ずしも思い描いた通りにいくとは限らないものです。でも、視点を変えてみると、血の繋がった子ではなくても、養子縁組などの形で子どもに手を差し伸べることはできますし、動物愛護にエネルギーを注いでもいい。壁にぶつかったときに立ち直るためには、いつも同じような境遇の人とばかりでなく、視野を広げてくれる友達や書物、居場所をもっておくことがとても大事です。それが人生を再構築する大きな手助けになると思います。

教育現場はもっと柔軟な対応を

最後に、これからの教育現場に望むことはありますか?

「性教育」というとどうしても身構えてしまいますので、普段の授業に身体や性のメカニズムについて、もっと柔軟に組み入れていいと思っています。たとえば理科や生物の授業を通し、命の尊さをはじめ、妊娠の成り立ちや、妊娠しやすい時期、そして「人間を含めた生き物すべてが、命を増やして仲間を作り、命を⾧らえてきた」ということを伝えられたら、自分や周りの人を大切にする気持ちは自然と育まれるはずです。性感染症についても、生物の授業のなかでコロナやエイズなどの感染症教育の一つとして伝えることも可能ですよね。

教員養成に携わる人にはぜひ、若い教員に、学校教育で今後は子どもたちにこういったメッセージを折に触れ伝えることの大切さを訴えてほしいと思います。

こちらのどんな質問にも、真摯に向き合い考えを紡ぎだしてくださった古川先生。お話はほかにも発達障害や地域のつながりの大切さなど多岐にわたりましたが、一人ひとりの個性や幸福度を尊重する古川先生の考えには、「皆に一律の教育を」という古い価値観にとらわれない柔軟さと、何よりすべての子どもへの深い愛情が感じられました。

多趣味でいらっしゃる中でも特に山登りやガーデニングがお好きとのことですが、普段から仕事や趣味を通し、多様な世代の方と触れ合い、身体と五感を総動員させて過ごしてらっしゃることが、古川先生の柔軟な思考を形作っていらっしゃるのでは…とお見受け致しました。

古川先生と話すと皆ほっとし、和んでしまう。 古川先生と話すと皆ほっとし、和んでしまう。

取材中、1 歳のいたずら盛りのお孫さんが寄ってくると、ひょいと抱っこして相好を崩され、教育者としてのお顔から一転、優しいばあばに早変わりされていらっしゃいました。腕に抱く新たな小さな存在によって、不妊予防と不妊支援の必要性に対する思いを一層深めたられたのかもしれません。

常に向学心を忘れず、バイタリティー溢れ、誰に対しても分け隔ての無い笑顔を向けられる古川先生のチャーミングさ、良きお手本にさせていただきます。

古川和先生、貴重なお話をありがとうございました。

八ヶ岳をこよなく愛し、時間を見つけては東京から車を走らせている。 八ヶ岳をこよなく愛し、
時間を見つけては東京から車を走らせている。
取材 永森咲希・内田朋子
文 内田朋子
写真 永森咲希
取材日 2020年11月14日

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