髙山 篤髙山 篤
不妊治療について専門的な知識は持ち合わせていません。
しかし、社会における女性の立場については、いつも感心を持ってきました。
Moliveの設立趣旨に賛同し、監事という立場でお手伝い出来ることに、誇りを持っています。
大槻 美菜大槻 美菜
私自身、子どもを授かる上では苦労を経験しています。そのため、治療を進める方たちが、少しでもよい環境で、且つ安心して取り組んでいけるよう、なにかできることがあればという想いがあり、MoLiveのビジョンや事業内容に心から共感し、微力ながら関わらせていただいております。多くの方が正しい知識や情報を得て、安心して、自分にあった生き方ができる社会になることを願っています。
永森 咲希永森 咲希
2014年に一般社団法人MoLive(モリーブ)を立ち上げ、以来当事者の方々の悩みを伺ってきましたが、時代が流れてもその本質が変わらないことを思い知らされました。不妊はもはや個人の問題ではなく社会の問題ですが、課題はさまざまな領域にあります。その課題解決に向けては、各領域の方々と手を携えることが不可欠であることを痛感し、2021年に理事会を登記いたしました。その理事に就任くださった方々がここにご紹介するメンバーです。

私がご縁をいただいたメンバーの皆さんは、それぞれが高い志と視座、また深い知見を持ち、各領域で活躍されていらっしゃる大変魅力的な方々ばかりです。そして、子どもができずに悩む方々の想いを察し、生きやすい社会になるためになんとか力になろうと、熱いお気持をこのモリーブの活動のサポートに向けてくださっています。

このように支えてくださる方々のご厚意を大事にしながら、子どもを願う、また願った人々が笑顔を失わず、自分の人生に誇りを持って生きていける世の中を目指して精進して参る所存です。
久保 春海久保 春海
不妊というと女性の問題と考えがちですが、実際は男性要因が4割以上であるということがあまり一般には知られていません。

不妊は夫婦の問題であって、子どもを産み、育てるのも夫婦の協力がなくてはなし得ません。

妊娠・出産、産む・産まないは女性の基本的な権利ですから、女性が社会に出て才能を開花させ、キャリアアップと共に責任ある地位につけば、仕事と家庭の両立に悩むことになります。我が国ばかりでなく、国際社会は今や女性の社会進出と少子化問題の板挟みになっています。

この問題の解決には、男性の育児参加(イクメン)や企業の理解、保育施設の拡充は無論のこと、根本的な解決手段が必要になります、例えば、社会的適用による凍結卵子、老化卵子の若返り法、健康的で安全な高齢妊娠・出産手段や、西欧諸国のようなシングルマザーの全面的バックアップ等々、解決すべき問題が山積しております。

モリーブでこれらの問題を話し合い、皆で解決の糸口を見つけることが出来れば日本の将来も明るくなるでしょう。
西岡 郁夫西岡 郁夫
私は2002年から、ビジネスのプロフェッショナルを育成するビジネス塾を運営していますが、企業からこの塾に送り込まれる人材に女性が少ないことについて、長年、腑に落ちない想いでいました。女性活躍が謳われるようになって随分経つ今でもです。

女性がばりばり働く時代であっても、家事労働や子育てはまだまだ女性の役割とされる傾向がありますし、特に妊娠・出産というライフイベントは女性にしか担えません。不妊治療もしかり。不妊治療の肉体的・精神的・時間的負担を受けるのは女性だと聞き、いま女性がキャリアを形成するのは本当に大変なことだと実感しています。

世界情勢や経営状況が激しく変容する中、我が国の男性も女性も変わらず溌溂と活躍できる状況、それを可能にする環境が必須であり、その活躍の場である企業には、これまで以上に男女がともに活躍できる職場の提供が求められることになります。それが提供できない企業には社員が集まらない時代がもうそこに来ています。仕事と不妊治療の両立に悩むワーカーも少なくない今、企業が社員の不妊治療を支援する活動は、正に企業の重要な役割であり、支援しない企業との大きな差別化ポイントではないでしょうか。

多くの企業の成長と国の健全な経済成長のために、子どもを願うワーカーに働きやすい職場環境をどうやって提供していったらいいのか、私も塾生たちとの議論を通じ、モリーブのメンバーとして考えていきたいと思っています。
古川 和古川 和
私自身、身近に、一生懸命治療をしている人を見てきました。命を授かった人も授からなかった人も。不妊治療は受けるだけでも大変ですが、結果次第ではメンタル的に重いものを抱えていかざるを得ない方々も多くいらっしゃいます。そんな方々に対して周囲の理解ある見守りは不可欠であり、そのために周囲が適切な知識を得ることも重要だと思います。今、私たちは、古いカルチャーから新しいカルチャーへの変換期を生きていますよね。だからこそ、モリーブが志す“社会全体で温かい支援風土を醸成していく”ことが可能であると私は確信しています。少子高齢化に対する憂いもありますが、共に当事者を支えていきたいという想いから、モリーブに関わらせていただきました。
中川 深雪中川 深雪
女性が、仕事も育児も家事も、無理なくできる日本社会を作りたいと思います。

不妊の悩みに寄り添いながら、自分らしく生きられる世の中を作るというMOLIVEの使命に共感いたします。
白井 千晶白井 千晶
産んでも産まなくても、生まれても生まれなくても、あなたが、誰もが、心からのびのびと生きていけるように。
願いが叶うように。
そんな社会を作れたらと思います。
一緒に豊かな場を作っていきましょう。
杉本 公平杉本 公平
不妊治療に従事する中で多くの患者さんに出会い、色々なことを学ばせていただいてきました。産婦人科医という仕事上、妊娠した結果、命を落とす方も多くはありませんがみてきました。妊娠が全ての幸せを約束するものでないことは誰でもわかっていること。それでも多くの患者さんは、頑張って妊娠を目指されています。幸せな家庭を作ること、家族を手に入れることを夢見て。

血縁のないご家族の方々にもお会いし、多くを学ばせていただきました。その方々と「家族ってなんだろう」という話をしてお互いに納得できたところ、話が落ち着いたところは、「ずっと毎日笑顔で幸せな家庭なんてない。喧嘩したり怒鳴りあったりしながらも、同じ屋根の下で夕飯を食べてお風呂に入って寝る。次の日からまた同じ毎日を繰り返す、それが家族。」こんなところでした。私たちの多くは同じような日常を粛々と過ごしていると思います。特に幸せなんて感じないで。それを失った時にその同じような毎日が貴重なものであったことに気が付く、そんなものではないでしょうか。

不妊治療を経験された方は誰よりも普通の日常、家族とともに過ごす日常の大切さに気が付くことができるのかもしれません。治療中は多くの葛藤や喪失体験を繰り返しながら過ごされていると思います。そのような問題と向き合うことは不妊患者さんを人格的に成長させると言われています。辛い時間を過ごされた分、人間として成長されているはずです。
100点満点でなんかなくていい。多くの悩みを抱えながら同じような日常に上手に向き合い続けることが幸せな人生っていうものなんじゃないかなと感じています。不妊治療という辛い経験をされた方は、きっと上手に向き合いながら、幸せになれるものと信じています。
関口 あや関口 あや
お子様を授かりたい皆様へ。不妊治療をはじめる時は、その前にご夫婦で「5年先までのワクワク家族計画」を立てましょう。これは、未来にどんなイベントをしたいのか、そしてそのために期限はどのくらいなのかを夫婦で共有し意識するために有効だからです。不妊治療がはじまると「選択の連続」です。その時に家族計画が頭にあると先を見据えた選択ができます。そのことは納得感にも繋がるので不妊治療中に多い精神的な負担も軽減されます。ゴールは妊娠出産ではなく、ご夫婦の家族を形成していくことです。不妊治療が目的にならないようにするためには、ご夫婦の家族計画がとても重要なのです。
朝生 容子朝生 容子
こんにちは。Molive理事の朝生容子と申します。

私は、不妊治療を経て、いまは子どものいない人生を歩んでおります。

仕事と治療との両立、それに伴いキャリアの挫折などを経験してきました。当時は職場の理解が不十分であったり、パートナーと思うようなコミュニケーションが取れなかったりと、つらいことも多く、身心が不調に陥ることもありました。

残念ながら子どもを授かることはできませんでしたが、多くのご支援があり、おかげさまで、キャリアコンサルタント、産業カウンセラーとして、今は幸せで充実した日々を過ごしております。

ただ、残念ながら昨今の世の中の様子では、子どものいない人が生きづらさを感じることが多くなっているように感じています。一方で、子どもがいる人も同様に生きにくさを覚えているのも確かです。

私自身は、子どもがいてもいなくても、選択的に子供を持っても持たなくても、どういった人も自分の人生を心から享受できる世の中にしたいと強く願っております。
多様な生き方をお互いに受け入れ、助け合える社会…

Moliveでの取り組みが、そうした世の中を作る一助になれば幸いです。
砂川 未夏砂川 未夏
子どものいる人生を思い描く中で、不妊治療を経て子どもが授かることもあれば、思い描いたようにならないこともあります。

予想通りにならなかった場合、頭では理解できたとしても気持ちがついていかなくなり、不妊治療の後、どう生きるか、子どものいない人生をどう捉えるか、途方に暮れることがあるでしょう。私自身がその1人でした。支援の専門家に伴奏してもらいながら、また同時に自分のなかで折り合いをつけながら、少しずつ新たな未来を描いてきました。そんな経験から、キャリア支援の専門家含めたその存在の大切さを実感しております。

現在は、これからの生き方を考えたい方へキャリア形成支援をしております。当事者の皆さまの自分らしい未来を応援できたらと思い、モリーブの理事に加わりました。微力ながら応援できたらと思っております。
内田 朋子内田 朋子
これまで医療界を中心に取材を重ねてきましたが、MoLiveの取材では、これまであまり伺うことができなかった患者さんのリアルな声や、教育界で活躍する先生たちの考えに触れることができ、自分にとっては新しい扉がどんどん開かれていく思いです。
ライティングメンバーとして、自分の力を少しでも役立ててもらえたら有難いですが、そのためには取材力やライティング力はもちろん、女性一人ひとりの悩み、課題を受け止めていくためにも、まずは私自身が人としての厚みをもっと培わねばと(水面下ではかなり)必死です。
タカセ ニナタカセ ニナ
不妊治療中の当事者の揺れ動く心の状態や、その患者さんと向き合う医師の生の声や想いを、必要としている人に届くことを願い、取材・執筆しています。
モリーブの存在が、当事者とこれからの社会の希望の光につながる記事を発信していきたいと思います。
滝沢 卓滝沢 卓
不妊治療に取り組む夫婦のコミュニケーションや、流産や死産のグリーフケアに関する材で永森さんと知り合ったことがきっかけで、本企画に参加させていただくことになりました。
仕事と両立していくために必要な支援や職場環境について、皆さんと一緒に考えたいと思います。治療に取り組む人もそうでない人も、治療のことへの理解が深まるような記事を発信していきます。
ツイッター(@Takizawa_Suguru)もよろしくお願いします。